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できる社長のキャッシュ戦略 「資産の効率を高めるとは」

新聞を眺めていると目にする言葉、

企業の最高益の達成。

金融を除く上場企業の手元資金は、

120兆円と過去最高になり、10年間で7割増加したらしい。

まさに、金余りのトンデモない数字である。

しかし、手元に資金を置いていても、増えることはない。

大事なことはそれをどう活用するかだ。

記事が目に付けたのは、総資産回転率。

つまり、資産全部を活用して何回転分の売上をあげられたのか、

効率が良いのか、そうでないのかを測る数字である。

5月30日の日経新聞では、三菱ケミカルホールディングスと日立製作所の話が紹介されている。

総資産を10年前の1.7倍にまで膨らませた三菱、

だが純利益は総資産の5%ということで、

同業トップの8%と差が開く。

日立は10年前に16社あった上場子会社を5社に減らし、

総資産を4%減少させて、前期に営業最高益を達成。

経営効率を高めるには、

利益を生まない資産の削減が不可欠である。

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