できる社長の保険戦略 利益は、多い時は-、少ない時は+に
経営者との会話の中で、保険を使った税金対策に関して、
「今年は利益が出たから、節税したいんだけど、
保険を使うと来年以降で、払えなくなったりするのが怖い」
といったことを聞きます。
たしかに、節税のために法人保険に加入したとしても、
保険料の支払いはその一年だけではなくずっと続きます。
それで言うと、いつかその支払いが難しくなり、
経営資金の調整が厳しくなった時どうしよう??
という心配が生まれるのは当然のことだと思います。
そうした場合でも、法人保険は解約するのではなく、保険金の減額を行うことで、
年間に支払う保険料も減額することが可能です。
実は保険に関する金額は、色々と調整変更することが可能なんです。
この機能を使うことで、財務戦略の幅が広がります。
また、解約をして返戻金を受け取るのも、その受け取り方を考えれば、会社の利益計画を戦略的に契約している法人保険を一気に解約するのではなく、時期をずらして一部解約を続けて行う、ということもできます。
「3年目に1000万円を解約」、「5年目にさらに1000万円を解約」
分割で解約することで、利益の調整をしやすくするわけです。
例えば、
大きな契約、1億円の解約返戻金を得られる契約を1本契約するのではなく、
2000万円の返戻金が得られる保険に5本加入した方が選択肢が増えます。
・この保険は退職金確保用
・この保険は設備投資資金用
・この保険は緊急資金用
といったように、返戻金の管理を行いつつ、利益の調整をしやすくします。
また、ピークの違う複数の保険の種類を上手く活用できれば、さらに選択肢の幅が広がり、打ち手が増えます。
できる社長の保険戦略です。