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銀行員は“素人同然”?!

・「勘」で判断していた

・専門的に技術を磨こうとしていない

・スケジュールだけあって、戦略がない。。。

何やらあまり良い感じではない言葉が羅列されていますが、

これは何かと言いますと、今日の日経の記事からの引用(独自の解釈含む)です。

地方銀行が米国債などの海外債権の運用で大きく損失を膨らませているとのこと。

タイトルとしては、「地銀揺るがす『素人運用』」。

今、地銀が置かれている立場は、本当に厳しいもので、八方ふさがりと言っても過言ではありません。

日銀の大規模な金融緩和で低金利が続き、融資の収入は縮むばかりですし、カードローン、アパートローンには金融庁が監督を強化している。

地銀はどこで稼げばいいのか?海外債券運用は苦肉の策からでしょう。

しかし、

さすがに「素人の運用」ではダメでしょう。

いくら比較的、債権の運用が安定しているとは言え、そこは慎重に準備をしないと。

文面を読む限り、運用の担当をしている人も、何かしらの業務と兼任で担当し、本来必要となる情報収集や判断のための考える時間などを十分に持てていなかったのではないかなと思われます。

見るに見かねた金融庁が、「コラコラ!やり過ぎはいかん!」と口を出し、それに対して地銀の方が、「色々と細かいところまでうるさいねん!」って、

まるで親子喧嘩のようで。

ここで考えられるのは、

銀行員というのが、一般的には「お金のプロ」として考えられており、何でも知っていると考えられている節があるのですが、それは必ずしも正しくない、ということ。

もちろん、一概には言えませんが、冒頭で箇条書きにして挙げたことなんていうのは、例えば会社経営的に言うと、絶対にやっちゃいけないことですよね。

ましてや、今会社や業界が厳しい状況に置かれているのであるならば、なおさら。

詳しく見てみると、旧態依然とした体制の在り方にも問題はあるようです。今まで通りの右肩上がりの時代であれば通用していたのものが、もはやそうではなくっている。今まで通りは“実はリスク”という感覚を持たないといけないですね。

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