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近い将来の地域密着型の金融機関の姿があった。

先日、西武信用金庫の落合理事長の講演を拝聴する機会がありました。

西武信用金庫は、金融機関をめぐる業況が厳しさを増す中、異例の成長を続ける地域金融機関として注目を浴びています。

今回のお話の中でも、感心するお話が数多く出てきました。

中でも注目すべきは、顧客からの預金のうち、どのくらい銀行の経営活動の中心である貸出(融資)に回っているかを示す「預貸率」に関して、

西武信用金庫では、2016年3月期で76.05%。信用金庫業界の47%(2015年3月期基準)を大きく上回っています。

国内銀行の預貸率は6年連続で低下し、平均で67.74%。大手銀行9行の平均は65.05%です。西武信用金庫は大手銀行をも上回っています。

この数字を支える、代表的な施策の1つが「お客さま支援センター」で行うコンサル業務です。職員を含めた、2000の機関と3万人のコンサルタント要員が、融資先を徹底的にバックアップします。

お客様を絶対的に支援する、という姿勢が西武信用金庫の成長を支えています。

この姿勢が、お客様の企業価値を高め、不良債権(貸し倒れ)を減らし、相互扶助につながって健全な融資が増え、収益が上がる……という構造を生み出しています。

近い将来の、新しい金融機関、それも地域密着型の金融機関の姿を見た気がして、とても感動しました。

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