書籍「LIFE SHIFT」
2017年を目前にして、
これからの時代への考え方と、自分自身の在り方、 やり方に一石を投じてくれました。
前々からあった思いを言葉にしてくれています。
特に、30代40代の方は読んでおいた方が良いでしょう。今までの常識をえないといけません。100年人生をどう生きるか。
以下はポイントの抜粋です。
人生が長くなるほど、アイデンティティは人生の出発点で与えられたものではなく、主体的に築き得るものになっていく。
これまでの世代は、人生の様々な変化を主体的に選択したり、移行を遂げるために必要な能力を積極的にはぐくんだりすることを意識しなくてもよかった。
しかし、長い人生を生きる人は、人生で移行を繰りかえすことになる。
歳が近い人たちの選択に従うというやり方はたいてい通用しない。まわりのみんなと同じ行動を取るだけでうまくいく時代は終わったのだ。
過去の世代には必要なかったことだが、私たちは、自分がどのような人間か、自分の人生をどのように組み立てたいか、自分のアイデンティティと価値観を人生にどのように反映させるかを一人ひとり考えなくてはならない。
過去の結果が未来の結果を常に保証するわけではない。未来が過去の延長線上にあるとは限らないのだ。
100年ライフが当たり前になれば、人生の早い時期に一度にまとめて知識を身に付ける時代は終わるかもしれない。
生涯を通して新しいスキルと専門技能を獲得し続けることが一般的になるだろう。
これからの時代を考える時、見落としてはならない重要な要素の一つは、アイデンティティである。
人生で多くのステージと多くのキャリアを経験するようになれば、そのすべてを貫く一本の柱を、いっそうしっかりと持つ必要が出てくる。
その柱があってこそ、人生のシナリオが真の意味で自分のものになるのだ。自分がどういう人間なのか、そしてなにを大切にするのかが明確になれば、人生の多くのステージに一貫性を持たせられる。
これからの世代が今までの世代と明らかに違うのは、選択肢をよく分析し、自分に適したものを選び、、自分のアイデンティティを築いていくことの重要度である。
選択肢を持つこと、自分と相性のいいものを選ぶこと、そして自分のアイデンティティを意識することの重要度が今までの世代とは全く違う。
エクスプローラーとして探検をおこなうことは、選択肢を理解し、自分に最も適した選択をするために不可欠であるが、そこには危険と失敗のリスクが満ちている。
既に自分のアイデンティティを明確に認識していて、、自分の強みと好みを深く理解している人は、目標の追求にエネルギーを集中されるのが最善の選択かもしれない。